DOGEZAブログ~一日一土下座~

30代男性の日々の反省を記録していくブログです。

他人は自分の成功体験を同じように体験したいとは思わない!

飲み過ぎだと土下座した次の日にまた飲んでいた、全く反省のない昨晩。酔っぱらってあんまり書けなかったので続きを書いてみる。そこまで拘るような内容ではないから、あくまで私見として・・・

4月~5月は出会いと別れの季節である。仕事では新たに仲間に加わる人もいれば、別々の道を歩みだす人もいる。そこで開かれるのが歓迎会であったり、送別会である。酒の席という場では同じものだが、出ていく人と入っていく人は全く異なる思いを持っているはずだ。出ていく理由はどうであれ、これから入ってきて頑張ろうという人にとっては、少なからず思うところはあるのではないだろうか。反対に、出ていく人にとっては気を使ってしまう場となってしまうかもしれない。今回当事者の人間がどんな気持ちで、昨夜の場を過ごしていたのかは誰も分からない。自分のようにメンドクサイ事は考えず、素直に楽しんでいたかもしれないし、同じような思いを持ってモヤモヤしていたかもしれない。他人の気持ちは誰にも理解出来ない。

僕はたまたま席の関係上、出ていく人達の側にいた。転職先は決まっていて、性格的にも今の仕事よりも向いていそうに感じた事もあり、率直に感じた事を話していた。

そこに営業の五郎さん(仮名)が登場した。辞める人間は2人いたのだが、その2人と良く一緒に行動をしていた営業だ。僕は会社にいるほとんどの営業と一緒に仕事をしているが、五郎さんだけは唯一一緒に仕事をした事が無かった。飲み会で少し話したり、他の営業から話を聞くくらいの関係性だ。そんな五郎さんはとにかく熱かった!

2人と仕事が出来て良かった!自分は本当に2人に助けられた!などなど、おべっかでもなんでもない正直な熱いお別れトークをしていた。だいぶ暑苦しかったのは否めない。笑

最後に(普段の仕事中からしょっちゅう言っていたらしいが)、「次の職場に行ってももっと自分をアピールした方が良い!2人とも仕事が出来るんだから前に出ていくべきだ!俺もそうやってやってきた」的な話をされていた。

その言葉を聞いていて、自分は苦い経験を思い出していた。営業の責任者として何人かの部下を持っていた時の事、「俺も営業が好きでも得意な訳ではなかった、だけど今は結果を出せるようになった。皆もやれば絶対に出来るから、同じようにやってみてほしい」手を変え品を変え、そんなような事を本気で思って伝えていた。なんとか成功体験を積んでほしい、やれば結果が出る事を実感してほしい、ただその一心だった。結果的には目を掛けていた部下は全員辞めていった。自分の経験値や成功体験を押し売りする事は、その人を全く尊敬していない事なのではと気づいたのは5年後のお話。そんな苦い経験が頭をよぎる。

当然当事者の2人は聞き流そうとしていたので、「五郎さんがいっつもそういう事言うから、面倒臭くて辞めたくなっちゃったんじゃないですか?笑」とジャブを入れてみる。そしたら、五郎さんは「俺もそんな気がしていたんだよな・・・」と想定内の展開。本人達は何も言ってないのに。笑

誤解の無いように言っておくが、五郎さんはとても情熱的かつ、純粋で謙虚で素敵な方だった。ただ、自分も苦い経験があるように、本気でその人の為を思って出た言葉が、相手にとってはとても苦痛に感じる事もあるのだと思う。(何度も言うけど本人達は何も言っていない。笑)

僕は僕の考えを五郎さんに伝えた。「五郎さんの言いたい事はとてもよく分かる。でも五郎さんがやれる事を、2人が同じようにやって成功するとも限らないし、違うやり方の方がうまくいくかもしれない。むしろ、やらない方が幸せな事もあるんじゃないか?なので、押し売りしない方が良いんじゃないでしょうか」的な事を言ってみた。また生意気な事を言ってるなと反省しつつも、五郎さんは「今度差しで飲みに行こう!」と言ってくれた。熱いトークの夜は更けていった。相変わらず何も言っていない本人達を尻目に・・・笑

改めて昨晩を振り返り、主役の2人をほっぽり出して何やってんだと反省し、本日の1土下座!

五郎さんと飲みに行ったらまた報告します!

今日のアイスは、BA・NA・NA!バナナのアイスも大好きです!

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